WORKS
PRIVATERESIDENCES
緑陰読処
「多くの本に囲まれて生活をしたい」
この想いから家づくりが始まったプロジェクトです。
敷地は関東の郊外にある閑静な住宅街の一角。近くに一級河川が流れており、水害が起きうるエリアであることから、浸水のリスクを軽減するため、エントランスを中二階に配置し、一階の窓も高い位置に配置しています。
住まいの中心にポケットパークのようなホールを設け、シンボルツリーを配置。その周りを1400冊収蔵できる本棚で囲い、公園の中で読書を楽しむような空間となっています。ポケットパーク上部は吹き抜けとし、その周りに各居室をスパイラル状に配置。木造二階建てでありながら、五層の床レベルをもつ住まいとなっております。
吹き抜け上部は天窓があり、季節、時間によって光が浮遊します。これにより、日常生活の中で自然、四季の移ろいなども自然と感じ取ることができます。
また、中心にあるポケットパークライブラリーを介し、家族がどこにいても、お互いを感じ取ることのできる温もりに満ちた空間となるよう心がけました。
構造:我伊野構造設計室
写真:藤井浩司
2020/kanagawa