WORKS
PRIVATERESIDENCES
数寄箱
計画地は畑なども残る緑豊かな環境。
建主からのご希望は、インナーガレージ、一万冊の本が収蔵できる書庫、そしてAVルーム。
当初は実家の敷地内に建つ養蚕小屋の改装という相談だったが、費用対効果と、古い母屋の今後のことを考慮し、現代の耐震基準に則った新築を建てることになった。
1Fにはガレージと書庫、そしてダイニングキッチンを配置。セミパブリックな空間をイメージさせ、友人などを多く招いて皆で談笑できるよう、いたるところに人の溜まり場を設けている。2Fには110インチのスクリーンが納まるAVルーム兼寝室と浴室。プライバシー性の高い空間としている。
各階共にスキップフロアとし、その段差を利用して人の集う空間に付加価値をつけている。
住宅か?と問われると、少し返答に躊躇してしまうが、建主にとっては安らぎの場、活動の場、人と交流する場として、住宅が本来持つべき役割を担った心地よい空間になっている。
施工:竹並建設
写真:茂呂幸正
2018/saitama