notenheft haus

ピアニストのための音楽室のある住まい。

敷地は横浜市の戸塚駅から徒歩数分、商店街を抜けてすぐの住宅街に位置する。周辺はまだ古い家屋が残っているが、徐々にその街並みも変わりつつあるエリアである。

この周辺環境の変化にも影響されないよう内包された屋外空間を設け、そこに面して各居室を配置した。1Fには広い中庭、2Fにも壁に囲われたバルコニーが設けられている。リビングは2Fとし、中庭とバルコニーに挟まれた開放感ある空間としている。

音楽室は木造でありながらも50dBの防音効果のある構造とした。また、音響を考慮し、対面する壁は平行にせず、音が拡散するよう配置、天井材なども音響効果の高い仕上材を採用している。残響時間などは室内の人の人数などにも左右されるため、微調整を施せるよう本棚を壁一面に配置し、本棚に収納する物によって調整できるようにした。

住居部分は若い夫婦がこの先の長い年月過ごすことができるよう、可変性を考慮した構造としている。

音楽は空気の振動による音階と時間軸によるリズムである。住まいも同じように、空間に宿る空気感を味わいながら時を重ねていく。建主とともに音楽を奏でるように、いつまでもその美しいリズムのある生活が営まれる・・・そのような願いを込めた住宅となっている。

 

構造:我伊野構造設計室

施工:タツミプランニング

写真:藤井浩司

 

2018/kanagawa

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